理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

ぼくが育児休業を取得したときに得た知見

ぼくは 6 ヶ月間にわたる育児休業を取得していたのですが、じつは明日でその休業期間もおしまい、ぼくの心ももうおしまいです。 もはや流す涙も枯れ果てていて、昇る朝日に届かぬ拳を突きつけながら無力感に苛まれるしかない。かなしい。

とはいえその育児休業を取得した中で様々な知見が得られました。

育児休業給付金は残業代も含まれて計算される

育児休業給付金は、原則として休業開始時賃金日額×支給日数に割合を書けて計算されます。 (休業開始から半年間は 67 %、それ以降だと 50%)

この「賃金日額」というのは原則として育児休業開始前 6 ヶ月の賃金を 180 で割った額になるんですが、ここでいう「6 ヶ月の賃金」には残業代や住宅手当も含まれます。 というわけで、実は育児休業を取る前にはたくさん賃金をもらっていた方が得という話になります

67% とか書いたけど、手取りに対しては 80% くらいの額がもらえる

こちらは厚生労働省のパンフレット からの引用になりますが、 すごくわかりやすい収入の例です。

育児休業取得中は、所得税/保険料なんかが免除されるので、手取りと比較すると 80 % くらいが支給されるってことになります。

休暇は月末あたりから取りはじめた方が良い

キャッシュフローを考えるなら、月の半ばから休暇を取得するよりも月末から取得した方が良いと思います。

というのも、ぼくがはじめて育児休業給付金を頂いたのは休暇取得から 4 ヶ月くらい経ってしまっていました。めっちゃ長い。 その理由として、

  • 雇用保険における育児休業給付金は 2 ヶ月毎の申請・給付になる
  • 申請は、給付対象月の勤怠が閉まってからになる

という点が挙げられます。

分かりづらいので実例で話をすると、ぼくは 3/7 から育児休業を取得したことになっています。 このとき、最初の給付対象は 3/7 - 5/6 となるので、5 月の勤怠が確定してからでないと申請されません。 (申請自体は会社が行うので、このあたりは会社の制度に依るところがありますが)

結果として 6 月まで申請書類が作成・申請は行われないので、実際の支給は休暇取得から 4 ヶ月経った 6 月中〜末程度になってしまいました。

もし、2 月末から休暇を取得していたとすると、申請対象は 2 月末〜4 月末ということになります。 このため、申請は 5 月には出来たはずで、給付金の最初の振込も 5 月中に行われただろうと考えています。

休業期間の端点には土日・祝日を入れた方が得

前述したとおり、給付金は休業開始時賃金日額×支給日数で計算されます。 この支給日数には土日も含まれるので、休業突入時あるいは休業期間末に土日があるのであれば、そこは休業期間として申請した方が得になります。

ぼくはこれに気付いてなかったのですが、会社の方から言ってくれてすごく有り難かったです。2 日伸びるだけで、数万くらい違ってくる。

他にもいろいろあると思うけど

他に育児休業を取る人もいると思いますし、ノウハウは貯めていきたいですね。