マインドマップを書くのを試みるのは人生で三回目になるのですけども,今回のマインドマップブームはぼくの中でずっと生き続けていくのではないかと思います.
Freemind,Mindnote,様々なソフトを試してきましたけども,結局手書きが一番なんじゃないかというところに落ち着きました.
マインドマップにもう一度チャレンジした方が良いんじゃないかと思わせてくれたのは,higepon さんのこの記事.
正直 マインドマップ を馬鹿にしていた。何で皆あのようなものに踊らされているのかと。
勉強方法を勉強して分かった僕に足りなかった3つのこと - higepon blog
ぼく自身何度も試みては挫折し,「マインドマップって結局役に立たないよな,全然覚えられないしな」とか思っていましたけども,全然分かってなかった!
この本を読んで,ようやく自分の書いていたマインドマップに足りないものが何点か見つかってきたのでした.
簡単な書き方は,こちらの記事も参考になります.
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/01/14/mindmap/index.html
後で自分に見たいと思わせる
まずぼくが書いていたマインドマップはほとんどが単色でした.ペンをいちいち変えるのは時間のムダであり,単色の方が書くのが早いと思ったからで,当時は多く書くことがマインドマップを有効利用するためのコツだと考えていたのですね.
ところがどうもトニー・ブザンによると,これがダメらしい.
単色は脳を退屈させる.そして退屈した脳は,記憶することを拒絶する.
親が大学受験する子供に勉強しやすい環境を作ってあげるように,ぼくはぼくの脳が考えやすく,飽きないメモ・ノートの取り方をしてあげなければならなかったんだ!
そういうわけで,メンドくさくても色はたくさん使うのが吉.最近の課題はちゃんと絵を描くこと.トニー・ブザンは慣れの問題であると言っているけど,仕事中に絵を描くのはなかなか難しい.
脳の想像性を刺激する
大学などでのノートの取り方は基本的には講義が直線的にノートの中で展開される.こういうノートの取り方だと,まずキーワードが何かが分からなくなる.本当に重要な言葉は何なのか,それを探すのは脳にとって大変であり,かつ言葉同士の繋がりも極めて分かりにくいらしいです.
さらに,ぼくが重要だなーと思っているのが,こういうノートの取り方は脳の想像性を発揮させないこと.文章で記述されることが多い大学ノートは,脳はそれを読むだけで想像的なタスクを脳にさせないようになっている.
必要なのは脳に連想させること.トニー・ブザンは脳を無限の連想マシンと言っているけど,脳は読むためではなく連想をさせるために使わないと,たぶんその能力を発揮できない.
マインドマップを書いている間はキーワードから自由に連想して枝を伸ばしていくとともに,読み返すときは,枝の伸びている向きに,ある程度方向性を持った連想を行うことができる(当然,新しい連想をすることもできる).それがより良いマインドマップに繋がる.
そんな風にして,今ほとんどのメモはマインドマップで取っています.