理系学生日記

おまえはいつまで学生気分なのか

会社説明会

今日も会社説明会で、弊社について話してきました。
会社説明会への出席は、今年になって 3 度目になりますが、今回は初めて、学生さんが一次試験を直後に控えているという場でのトークになりました。

あんな場で喋っておいてなんですが、ぼくはよくわかりません。あの場で社員と話をして、学生さんにメリットがあるのかなということが。

社員としての立場

規模にもよりますが、会社は多くの部署からなり、多くのグループからなり、そしてそこを構成する人たちも、もちろん違います。構成する人が違うということは、その部署の空気も異なります。
そんな中で、少数の部署しか知らない自分がその少数の部署で得た経験を話すことは、学生さんにとってミスリーディングになりはしないかと、わりと危惧していたりします。ぼくが話した「会社」と、入社する人が感じる「会社」は、まず間違いなく違うんだから。断片的な知識は、ときに全く知識を持たないよりも害になる、みたいな諺とかも、たしかありましたよね。


そんな危惧を覚えながら、ぼくは社員として話をします。それはやっぱり、一緒に働きたい人が入社する可能性を高めたいからです。
ぼくは採用権なんて持たないですから、ぼくが一緒に働きたい人を入社させることはできませんけど、できるだけ入社希望者を増やせば、あとは人事担当者がきっと良い学生さんを選んでくれるはずです。だとすれば、ぼくができることは、なるたけ多くの人に弊社を魅力的に見せることなんだろなと、そんな風に考えています。

ということなので、社員と話す系の企画における社員の話は、会社を魅力的に見せる方向にバイアスがかかります。もちろん嘘は言いませんけど、同じことを話すにしても、話し方一つで受け取る人の印象は大きくかわりますから、ほんとうにこわいですね。

学生としての立場

社員と話す機会には、だいたい人事の方も立ち合います。人事の方は、当然採用活動にも携わりますから、学生さんとしては人事へのアピールには利益があり、積極的な姿勢を見せる方向がプラスです。
というわけで、質問に対する回答から何かを得るというよりは、「質問をするという姿勢」を人事担当者に見せることに、目的意識が移るような気がします。もちろん全員ではないと思いますが、ぼくが就職活動をしていたときは、だいたいそっちの方向に目的意識を置いてました。

じゃぁ社員と話す機会っていったいなんなんだろ

なんなんだろうな。