まだ 6 章までだけど、ファインマン物理学読んでる。
原本は 3 冊構成なんだけど、翻訳版だと 5 冊構成になってた。
ファインマンが大学でやった講義をまとめ直して本になってるんだけど、6 章までだと力学の話ほとんど出てきてなくて、教科書というよりは新書みたいなかんじがする。
ファインマンは物理学者としてはもちろんスゴい人でノーベル物理学賞受賞者なんだけど、人格としてはスゴい異端で、いい意味で物理学者とはおもえない、態度がおかしい、みたいな評ばっかし見る。
実際、この本も大学でよく見るような教科書とは作りが全然ちがっていて、第 6 章まで力学力学した話ほとんどでてきてなくて、時間とは何か、距離とは何か、みたいなところずっと語ってる感じだった。数式とかもあんまし出てきてなくて、万有引力の法則よりかベルヌーイ確率のほうがはやくでてきてたり、いきなし不確定性原理の式がでてきてたりしてヤバい。
ファインマンは前書きで、
この講義で私が特に意を用いたのは、高校を出てカルテクに入って来た非常に熱心で頭のよい学生達の興味を失わさせないのには、どうすればよいかということである。
※カルテク=カルフォルニア工科大学
ていうことをつらつら書いていて、なんか 4 ページくらいその話してて、いつのまにか前書き終わってましたっていうかんじなんだけど、6 章まではとりあえずスゴくおもしろいのでよかった。
ようやく次章で万有引力の法則からスタートです。